創業明治二十六年 久原本家 茅乃舎(かやのや)の出汁を使ったイートイン
汁や に行ってきました。場所は東京ミッドタウン。
化学調味料・保存料などを使わない自然の上品な味で、家庭では作れない一級の出汁で有名です。
↓ ランチセット ?
↓ 九州豚汁セットと鶏団子翡翠汁セット
おにぎり2個と別に小分けされた”おにぎりのおとも”2個、それと薬味の青柚子。
和紙風の紙に丁寧に包まれたおにぎりに、おともの具をつけて食べます。
ごはんは美味しく、当然味噌汁は逸品! 是非一度お試しあれ!!
(何が九州豚汁かと思ったら、じゃがいもではなくて薩摩芋が入ってました)
↓ つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ・・・
吉田兼好 (兼好法師) 徒然草 鑑賞です。
↑ 土佐光起 徒然草絵巻
↓ 徒然草図屏風 作者不詳 江戸時代
↓ 海北友雪画 一の谷合戦図屏風
扇面と後ろの色使いを真逆にして、見事な対比となっています。
今回の展覧会 ”徒然草” はサントリー美術館が、江戸時代初期の絵師
海北友雪の徒然草絵巻全20巻を館蔵品とした記念に開催されたそうです。
海北友雪の絵巻は全244段を全て絵画化した珍しいもの。
絵巻を全部開いて展示できないので、
全244段の徒然草の何分の一かが鑑賞できました。まー、もっとも解説文がないと
何が書かれているのか読めませんけど・・・・
↓ 同じ国立市東3丁目住人として、嵐山光三郎さんの岩波現代文庫”徒然草を買ってきました。
50年くらい前に読んだっきりですが、内容は今でも通じるものが沢山ありますね。
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美術館巡り もののあはれ と日本の美
↑ 清少納言図 土佐光起筆
“もののあはれ” と言うと、何か暗いマイナスイメージと言った感じですが、
昔は違ったようです。
調べてみると、
*折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、
しみじみとした情趣や哀愁のこと。。。
*日常からかけ離れた物事(=もの)に出会った時に生ずる、
心の底から「ああ(=あはれ)」と思う何とも言いがたい感情。。。
とあります。
今日の展覧会で解説をしてくれた学芸員の説明によると、
若い女の子が、”やべー、超やべー” と言ってるのが、なんとなく似ているかなと・・・・
(ちょっとちがうかも)
急に格が下がって、品が無くなった感じですね。
本来、「もののあはれ」の発見は、
江戸時代後期の国学者本居宣長が、著作『紫文要領』や『源氏物語玉の小櫛』
において提唱し、その頂点が『源氏物語』であると規定しています。
平安時代までさかのぼる格調高い言葉のようですね、”やべーぇ” は。
それでは、作品を見ながら、四季の自然のうつろいなどに触れた時に感ずる、
優美で繊細な、しみじみとした情緒を感じてみましょう。
↓ 尾方乾山 短冊皿 十客揃
↓ 田毎の月図鐔 銘西垣永久 七十歳作
↓ 春夏花鳥図屏風 狩野永納筆 六曲一双
↓ 尾方乾山 色絵菊文透盃台 春草文汁注
↓ 鏑木清方 桜もみぢ 二曲一双
なーるほど、春と秋ってことですね!
さーて、もののあはれ 感じて戴けたでしょうか?
むむむむむむ・・・
鏑木清方、とても清楚で素敵です。
6月には鎌倉へ、鏑木清方生誕135年記念
“こしかたの記” を見に記念美術館に行く予定です。
↓ ロビーにあったフラワースタンド
豪華で華麗、ストレチアが見事